2009年7月17日(金)「しんぶん赤旗」
「非核の日本」実現を
志位委員長が強調
日本共産党の志位和夫委員長は16日、国会内で開かれた記者会見で、「非核三原則」の見直しを示唆した民主党の鳩山由紀夫代表の発言について問われ、「非核の日本を実現するという立場が大事だ」と強調しました。
志位氏は、鳩山発言について「鳩山代表の『新憲法試案』を見ると『非核三原則』の『持たず』『つくらず』『持ち込ませず』のうち、『持ち込ませず』の部分が落ちている」と指摘し、「『非核二原則』に後退させようとするもので重大だ」と述べました。
そのうえで、志位氏は、関係者の証言からも核密約の存在が疑う余地なく明らかになったもとで、「非核の日本という立場を捨てて、核『持ち込み』を容認する立場にいくのか、それとも核密約の真相を明らかにして、文字通り非核の日本をつくっていくという立場に立つのか、その選択が問われている」と強調。「私たちは、もちろん非核の日本こそ大事だという立場だ。非核の日本を名実ともにつくってこそ、核兵器のない世界に向けたイニシアチブを被爆国である日本の政府がとることができ、北朝鮮の核兵器問題との関係でも北朝鮮に核兵器を捨てよという強い立場に立てる」と述べました。