2009年7月15日(水)「しんぶん赤旗」
被爆国政府の姿勢変える
世界大会実行委が会見
原水爆禁止世界大会実行委員会は14日、東京都内で記者会見し、来月、被爆地広島、長崎で開く原水爆禁止2009年世界大会の日程や参加予定の海外代表を発表しました。
ことしの世界大会は、国際会議が8月3〜5日、世界大会・広島が5、6両日、いずれも広島市内で開かれ、世界大会・長崎が7〜9日、長崎市内で開かれます。政府・国際機関代表をはじめ、NGO(非政府組織)代表など、27カ国から約80人が参加を予定しています。
会見で、野口邦和運営委員会代表(日本科学者会議)は、「核兵器のない世界」への国際的な変化が始まるもとで、2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて核兵器廃絶の世論を構築し、「核の傘」の維持に固執する日本政府の姿勢を変えていく大会にしたいと表明。昨年の世界大会で提起した「核兵器のない世界を」国際署名の国民1割達成など、運動の力で廃絶への動きをすすめたいと語りました。
土田弥生運営委員(日本原水協事務局次長)は、「核抑止」政策を打破することと、核兵器全面禁止・廃絶の国際条約締結は表裏一体のものだと強調しました。
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