2009年7月15日(水)「しんぶん赤旗」
さあ総選挙 街頭へ
願い届ける共産党
名古屋 佐々木・せこ・八田氏訴え
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衆議院で内閣不信任決議案が否決、参議院で麻生首相の問責決議案が可決された14日の夕方、国会から駆けつけた日本共産党の佐々木憲昭衆院議員(衆院東海比例予定候補)は、名古屋駅前の緊急街頭演説で、「共産党を、国民の声が届く政治の推進力として押し上げてほしい」と訴えました。
佐々木氏は、「企業や団体から献金を受け取らず、トヨタなど大企業に堂々とモノ言う共産党が伸びてこそ、国民の願いを代弁する政治に転換できる」と力説。ルールある経済社会をつくり、憲法を生かした自主・自立の平和外交に切り替えるためにも「東海で共産党の2議席以上を」と呼びかけました。
せこゆき子、八田ひろ子の両比例予定候補も訴え。「雇用の安定や社会保障充実など、国民の願いを実現するリード役を果たす」「自民と民主の消費税増税、憲法改悪、衆院比例定数削減など悪政競いあいにストップをかける」などと述べ、勝利のために奮闘する決意を表明しました。
立ち止まって演説を聞き拍手を送る人や、「がんばれよ」「いよいよだな」と声をかけるサラリーマンの姿が目立ちました。
北九州で田村氏
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「待ちに待った総選挙が決まりました」。衆院選九州・沖縄比例ブロックで2議席獲得をめざす日本共産党は、田村貴昭ブロック国政対策委員長をはじめ各衆院比例予定候補を先頭に14日、各地でいっせい宣伝を取り組みました。そのうち、田村予定候補は、北九州市小倉北区、門司区の3カ所で街頭演説を行いました。
田村予定候補は、「自民・公明政治には『不満』、民主党には『不安』が残るという方は、二大政党の暴走に歯止めをかけ、国民の立場でスジを通す日本共産党を応援してほしい」と訴えました。
どの場所でも、支部や後援会の人たちが、「比例は日本共産党」「がんばれ共産党」などと書かれたのぼり旗を掲げ、田村予定候補とともに街頭にたち、「赤旗」号外を配布しました。
小倉駅前で演説を聞いていた男性(69)=小倉北区=は「年寄りや貧乏人を助けるのは共産党しかいないと思っている。政治のことはよくわからないが、共産党が一番、人間らしい政党だ。親せきにも子どもにも共産党に入れるよう頼む」と話していました。
京都でこくた議員
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日本共産党のこくた恵二衆院議員(近畿比例・京都1区予定候補)は14日、衆院本会議で4野党提案の内閣不信任案に賛成討論した後、ただちに京都へ。JR京都駅前での緊急国会報告でマイクを握り、総選挙での日本共産党躍進、京都1区での自身の勝利を訴えました。
こくた氏は「日本の進路どころか、選挙後の展望すら示せない自公政権にこれ以上、国政を委ねるわけにはいかない。今度の選挙で審判を下そう」と呼びかけました。
そして▽労働者派遣法改正や後期高齢者医療制度廃止の運動に見られるように「国民と力を合わせ、願い実現へ政治を動かす党」▽企業献金を受け取らず「消費税率引き上げなど、財界の野望とたたかう党」――など共産党の値打ちを紹介し、「日本共産党とご一緒に国民生活を守る政治へ」と訴えました。
「自公政権を終わらせるのは大賛成」という富山の男性(83)は「小選挙区は民主党、比例は綿貫民輔代表の地元なので国民新党」と言いつつ、「うーん、困ったなぁ。共産党は良いこと言ってるし、確かに伸びてもらわないといけない党。よく考えてみるよ」と話していました。
福島駅前で高橋議員
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高橋ちづ子衆院議員は14日夕、総選挙勝利にむけ、JR福島駅前で訴えました。高橋議員は、「(東北から)日本共産党の議席を何としても勝ち取らせてください」と訴えました。
高橋議員は、雇用や医療・福祉などの国民の深刻な実態を告発。「人間として当たり前の生活ができない社会と政治を変えよう」と訴え、後期高齢者医療制度の廃止、子どもの医療費無料化を国の制度にすることなどを訴えました。
高橋議員はさらに、「自民と民主は、消費税を『3年後に上げる』か、『4年間はやらず(その後上げる)』か。このどこに違いがあるのか」と指摘。「政権交代があったにせよ、その先の政治の方向を堂々と国民に訴えることができるのは日本共産党だけです」と訴えました。
宮本しづえ比例予定候補、山田ゆたか福島1区予定候補も、「東北のかけがえのない議席を何としても勝ち取る」と決意を述べました。
かえるネットの男性(25)は、「自民党政治を変えたいという願いに本当にこたえる党はやっぱり共産党だ。人間が当たり前に生きることのできる政治と社会にするために仲間と一緒に全力をあげたい」と決意を語りました。