2009年7月13日(月)「しんぶん赤旗」
米軍関係者 25%基地外居住
沖縄は1万1901人
(前年同期比3159人増)に上り、その約25%の2万5936人(同1128人増)が米軍基地(施設・区域)の外に居住していることが、このほど防衛省が発表した資料で分かりました。
在日米軍関係者の基地外居住者数の公表は、昨年2月、沖縄で基地外に住む米海兵隊員による少女暴行事件が発生したのを受けての措置です。
防衛省の発表によると、今年3月末現在、全国で米軍基地が最も集中している沖縄県には4万6340人(同157人減)の米軍関係者がいます。基地外居住者はその約26%、1万1901人(同91人増)で、都道府県別では飛びぬけて1位です。それ以外の都道府県には合わせて5万6114人(同3316人増)が居住。うち基地外居住者は計1万4035人(同1037人増)となっています。
沖縄に次いで基地外居住者が多い都道府県は、▽米海軍横須賀基地をはじめ基地が全国2番目に集中する神奈川県6097人▽米空軍三沢基地がある青森県3388人▽米海軍佐世保基地がある長崎県2186人▽米空軍横田基地がある東京都1418人▽米海兵隊岩国基地がある山口県853人―の順です。
市町村別では、▽横須賀市(神奈川)3532人▽米空軍嘉手納基地などを抱える北谷(ちゃたん)町(沖縄)3474人▽同じく沖縄市(同)3076人▽佐世保市(長崎)2127人▽三沢市(青森)1753人―となっています。
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(注)在日米軍関係者総数10万2454人の内訳は、軍人5万1794人、軍属4217人、家族4万6443人。
日本にいる米軍関係者(軍人・軍属・家族)は今年3月末現在で10万2454人