2009年7月12日(日)「しんぶん赤旗」
スピーカー壊される
党候補ら「負けてなるか」
北多摩4区
東京都議選最終盤の11日朝、北多摩4区(定数2、立候補3人)の日本共産党・畠山まこと候補(55)の候補者カーのスピーカーが何者かに壊される妨害事件が起きました。畠山候補はハンドマイクに切り替え、訴えを続けました。畠山陣営は「相手が追い詰められている証拠。妨害に断じて屈せず、最後まで全力でたたかおう」と奮闘しました。
この日朝、東村山市の党北多摩北部地区委員会の駐車場に止めていた候補者カーの音が出なくなっており、調べたところ、スピーカー裏ぶたが開けられ、ドライバーユニット(振動盤)をすべて持ち去り、配線を引きちぎっていました。
四つのスピーカーについていた計16個のユニットがすべて無くなっていました。修理業者の話では、1個3万円相当で約50万円になるといいます。
警察と選挙管理委員会は、重大な選挙妨害であり窃盗事件として捜査を始め、日本共産党は刑事告発を準備中です。
馬込文夫選対本部長は「卑劣な妨害に断固抗議する。畠山候補はいま、他2候補を猛追しており、妨害をはね返し勝利のため全力をあげる」との声明を発表しました。
畠山候補は「都民の暮らしがかかった選挙を論戦ではなく、謀略で汚すようなことは断じて許せません。ハンドマイクの訴えに、『負けるな』の声援が寄せられています。最後まで断固がんばり抜きます」と話しています。