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2009年7月10日(金)「しんぶん赤旗」

「東京は全国最低の出生率」

自民党ビラ 都政のひどさ証明


 自民党が東京都議選で、「都政に責任、あなたの一票はウソをつかない自民党の候補者へ」などと、与党の実態を偽って野党ポーズをとる民主党をあてこすった法定ビラを配っています。

 「民主党も1000億円の出資に賛成しました」。ビラは、民主党が自民、公明とともに「新銀行東京」設立に賛成した事実も指摘しながら、「なぜNO? 対案なし」など、民主党のマニフェストを攻撃。

 民主党の不誠実ぶりを暴き出そうという思惑ですが、新銀行存続、築地市場の豊洲移転推進など、都民の願いと利益に反する自民党の立場もまた浮き彫りになっています。

 ビラが、都民のくらしにかかわって唯一とりあげたのが、少子化問題ですが、ここでも自公民「オール与党」都政のひどさを自分で証明するだけのものになっています。たとえば「東京は全国最低の出生率 諸外国に比べても低く、危機的です!」。

 東京を出産・子育てのしづらい「全国最低」の街にしてしまったのは誰か。労働法制の規制緩和で雇用破壊を進め、社会保障を切り捨ててきた自民党政治であり、その悪政の防波堤の役割を放棄してしまったのが石原都政と自民党です。「都政に責任」というのなら、その責任こそ自覚すべきでしょう。



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