2009年7月7日(火)「しんぶん赤旗」
日本の失業率
2010年には5.8%
OECD予測 過去最悪に
日本の失業率は2010年末には、過去最悪の5・8%に上昇すると、経済協力開発機構(OECD)が予測していたことが6日までに分かりました。同機構が最新の経済見通しの中で示したものです。
日本政府が発表した5月の完全失業率は4カ月連続悪化し、5・2%でした。同機構は、今後、この失業率が一層悪化すると予測。09年の第3四半期(7〜9月)には5・5%の過去最悪に並び、10年の第1四半期(1〜3月)には5・7%に上昇。第3四半期及び第4四半期(10〜12月)には5・8%に達するとしています。
日本の失業率の急速な悪化は、金融・経済危機を受けた大企業による「非正規切り」や、下請け中小企業への「仕事切り」という犠牲の押し付けの結果です。麻生自民・公明内閣には、大企業による雇用破壊を直接規制する姿勢はありません。
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