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2009年7月4日(土)「しんぶん赤旗」

大統領復帰要求強まる

OAS事務総長 「暫定政府」説得へ

ホンジュラス


 【ワシントン=小林俊哉】クーデターで大統領を国外追放したホンジュラスに対し、セラヤ大統領の政権復帰を求め、米州機構(OAS)のインスルサ事務総長が「暫定政府」への説得を直接試みるなど南北米州と欧州からの圧力が一段と強まっています。

 ロイター通信などによると、同事務総長は2日、クーデター後に組織された「暫定政府」と話し合うため、ホンジュラスを3日(日本時間4日)に訪れると語りました。セラヤ大統領の復帰を直接説得する方針だといいます。

 また欧州連合(EU)議長国スウェーデンのビルト外相は2日、自身のブログで、EU加盟国の大使が全員、本国に召還され、すでにホンジュラスを離れたことを明らかにしました。

 一方、米国のケリー国務省報道官は2日の記者会見で、ホンジュラスに対する同国の援助措置について「法的見直し作業を進めている」と表明。一部措置については、一時的に中断していることを明らかにしました。米国防総省はすでに同国との合同軍事演習の凍結を発表しています。


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