2009年7月3日(金)「しんぶん赤旗」
水俣病特措法案与党・民主合意
到底認められない
志位氏会見
日本共産党の志位和夫委員長は2日、国会内での記者会見で、与党と民主党が水俣病特別措置法案について加害企業チッソを分社化することで合意したことについて問われ、「加害企業の免罪になる内容であり、到底認められない」と強調しました。
志位氏は、「分社化では将来新たな被害者が出てきた場合も、救済の道がなくなるし、何よりも加害企業を免罪してしまう。ずっと病気で苦しんできた原告団の方々も到底認められるものではないと合意の撤回を求めているが、私たちも同じ立場だ」と表明しました。
また、志位氏は、3党が3日にも法案を衆院通過させようとしていることについて、「無理やり押し通すことには絶対に反対だ。仮に法案が参院に送られたとしても、これを許さないために最後まで頑張りたい」と述べました。