2009年7月1日(水)「しんぶん赤旗」
危険今も隣り合わせ
宮森小 米軍機墜落50年
沖縄・うるま市
沖縄県うるま市で1959年6月、訓練中の米軍戦闘機が小学校に墜落し、児童ら17人が犠牲になった事故から30日で50年。悲劇が起きた同市立宮森小(当時は石川市立宮森小)で同日、児童や遺族ら約800人が参加し、犠牲者の追悼式が行われました。
当時の様子を示す資料も校内で公開され、亡くなった児童が描いた絵や作文、破壊された校舎の写真などが展示されました。
追悼式で平良嘉男校長は「私たちは事故を通して学んだ命と平和の尊さを全世界に訴えなければならない。それが命を失った先輩たちが私たちに求めていること」と全校児童に語り掛けました。
同事故後も、米軍機事故はあとをたたず、04年8月には沖縄国際大学構内で米海兵隊の大型ヘリが墜落するなど県民は危険と隣り合わせのくらしを強いられています。
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