2009年6月30日(火)「しんぶん赤旗」
介護保険 全国交流集会
利用者・家族・現場の労働者
改善へ 手つなぐ
中央社保協
中央社会保障推進協議会は28日、東京都文京区内で、介護保険制度改善にむけた全国交流集会を開催し、約90人が参加しました。
介護保険制度が始まって10年となる2010年を前に、利用者と家族、介護労働者の実態を交流し、次期改定(2012年)への課題を明らかにしようと開いたものです。
討論では、介護保険制度利用者と介護労働者、さらに介護保険料を払いながらも制度を利用できていない人が手をつなぐ共同のとりくみの必要が強調されました。
大阪社会保障推進会議のよりよい介護をめざすケアマネジャー会事務局長の内海聡子さんは、府の「訪問介護サービスQ&A」改正や『ケアマネ白書』出版のとりくみを発言。「お年寄りの困りごとや苦労を社会に発信することがケアマネの役割」と発言しました。
介護をよくする東京の会の代表は、利用者と介護労働者をむすびつけた運動を、と私の一言カードを配って街頭宣伝行動をし、ヘルパー集会を開いてきたことをのべました。
新日本婦人の会の代表は、「介護現場の生の声を自治体に届けて話し合いを」と介護保険緊急アンケートを実施中であることを発言しました。
全日本民医連事務局次長、中央社保協介護・障害者部会の林泰則さんが、介護保険10年目の総括と今後の課題について講演しました。
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