2009年6月25日(木)「しんぶん赤旗」

先物業界に有利な税制改正

与謝野氏献金トップ

04年に本紙追及


 強引な勧誘で被害が続出している商品先物業界から政治家への献金は以前から問題になってきました。

 本紙は、自民党が先物業界に有利な「2003年度税制改正大綱」をまとめたさい、「政経政策研究会」などの業界政治団体が3年間(00〜02年)で、自民党を中心に45議員に1億3700万円もの献金を行っていたことを追及(04年1月4日付)していました。

 献金額は、与謝野馨財務・金融・経済財政相がトップで2980万円、渡辺喜美元行革担当相も4番目に多く1320万円を提供されています。民主党議員も5人いました。

 献金を主導した先物業界幹部は、「献金額は業界への貢献度で決める」と語っていました。多額の献金を受け取ってきた与謝野氏や渡辺氏は、業界との関係を国民に説明する責任があります。(森近茂樹)



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