2009年6月23日(火)「しんぶん赤旗」

全国から相談276件

過労死110番を実施


 過労死弁護団などが20日に全国で取り組んだ「過労死110番」には、276件の相談が寄せられました。死亡など労災補償にかんする相談は114件、うち死亡は56件。同じく自殺・精神疾患は79件、脳・心臓疾患は19件にのぼりました。過労死予防・過重労働相談は93件ありました。

 労災では、「連日の残業で月100時間から130時間の残業。山中で練炭を使って自殺した」(30代男性、通信業)「大手運送会社の下請けで東京―大阪間を週2〜3回往復。積み下ろしまで行い、心筋こうそくで死亡した」(30代男性、運輸業)「月200時間以上の残業を行い、異動してからうつ病を発症。その後、再発を繰り返している」(市役所職員)などの相談が寄せられました。

 過重労働の相談では、「朝8時に家を出て毎日終電車。早くて夜10時か11時に帰ってくる生活だが、残業代が払われない」(30代男性)「朝8時から夜11時まで仕事をし、深夜3時〜4時に帰宅。睡眠時間は2〜3時間しかない」(レストラン勤務)などの訴えがありました。



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