2009年6月14日(日)「しんぶん赤旗」
バンドー化学
非正規労働者が労組
工場存続・正社員化要求
神戸
産業用ベルトなどを製造するバンドー化学(神戸市中央区、東証・大証1部上場)の神戸工場(同兵庫区)で働く非正規労働者ら11人が労働組合を結成し13日、第28回兵庫労連評議員会で加盟承認されました。
同工場は年内に生産を中止し栃木県足利工場へ配置転換などをおこなう方針です。正社員の労働組合に非正規労働者が加盟できないことから兵庫労連・バンドー化学一般労働組合を5月23日に結成し、工場存続や正社員化などを求めています。
評議員会で同労組の山下浪一郎執行委員長が、派遣で働き始めたことや働かされ方を報告。「会社がなくなるくらいならと加盟してたたかう決意が固まった。神戸工場移転を阻止し、解雇されないようたたかいたい」と決意表明しました。
兵庫労連の北川伸一事務局長が、「私たちにとってうれしい半面、当該のみなさんにとっては厳しい状況。加盟承認をいただいて、組織をあげて彼らとともにたたかっていきたい」と提案し、大きな拍手で承認しました。