2009年6月6日(土)「しんぶん赤旗」
核廃絶決議案 自・民・公が否決
共産党が提案
東京都議会
東京都議会は5日、日本共産党が提案した核兵器廃絶を求める決議案を日本共産党、生活者ネットなどの賛成少数、自民、民主、公明各党の反対多数で否決しました。一方、自民、民主、公明各党が対案として提出した「ミサイル防御システムの適切な配備」など軍事対決に道を開く「核兵器廃絶に関する決議」案は自民、民主、公明各党とネットの賛成多数で可決しました。
日本共産党が提出した決議案は、北朝鮮の核実験を「日本及び北東アジアの平和と安全を損なう」と批判。同時に、核兵器廃絶を求める国際世論と運動が広がり、アメリカのオバマ大統領が初めて核兵器廃絶を国家目標とする方針を表明したことを評価しています。そのうえで、唯一の被爆国である日本政府が核兵器廃絶に向け米政府と共同して世論と運動の先頭に立つとともに、都が「非核都市宣言」を行い世論と運動の拡大に取り組むよう求めています。