2009年5月26日(火)「しんぶん赤旗」

横浜の富岡倉庫地区

在日米軍から返還


 横浜市金沢区の米海軍富岡倉庫地区(約二・九ヘクタール、国有地)が二十五日、在日米軍から返還されました。市民が長年返還を求めてきたものです。同施設はベトナム戦争後使われておらず、物資の他基地への中継・保管場所として一時利用された以外は遊休状態となっていました。

 日米合同委員会は二〇〇四年十月、富岡倉庫地区、上瀬谷通信施設、深谷通信所、根岸住宅地区など米軍基地六施設について返還の方針を承認しました。

 「小柴・富岡基地の跡地利用を考える会」の竹中博美代表は「日米地位協定で遊休化した基地はただちに無条件で返還しなければならないとしています。もっと早く返還されるべきでした。跡地利用は区民の意向を聞いて考えるべきです」と話しています。

 日本共産党の、はたの君枝衆院南関東比例予定候補は同日、談話を発表。党が毎年国に同地区の返還を要求してきたことにふれ「他の遊休施設もただちに全面返還することを引き続き求める」としています。



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