2009年5月21日(木)「しんぶん赤旗」

派遣19人を直接雇用

共産党の要求実る

京都・八幡市


 京都府八幡市の上下水道部、ごみ収集業務の派遣労働者が、五月から直接雇用に切り替えられたことが二十日までにわかりました。日本共産党八幡市議団(森下由美団長、五人)に、担当部局が報告し明らかになったもの。党市議団は、三月の市議会予算委員会で、市の派遣労働者の問題を追及して直接雇用するよう求め、市は是正を約束していました。

 八幡市は上下水道部で二人、ごみ収集業務で十七人の派遣労働者を雇用。上下水道部では、コンピューター入力業務として派遣労働者を雇用していましたが、実際には開閉栓手続きの受付なども行い、派遣労働の業務範囲を逸脱していました。ゴミ収集業務では、派遣期間の上限を超えないように、三年ごとにアルバイトなどの直接雇用の期間を設けるなど、労働者派遣法を逸脱した運用を続けていました。昨年末には、京都労働局から「ふさわしくない」との指摘を受けていました。

 予算委員会での共産党の指摘を受け、市は派遣労働にかんする検討会を開催。五月から派遣労働者を嘱託などの直接雇用に切り替えました。年度ごとの契約更新はあるものの、給与などでの待遇改善が図られています。



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