2009年5月18日(月)「しんぶん赤旗」

雇用守れ 4都市21万人

欧州労連 国民優先政策求める


 【ロンドン=小玉純一】雇用を守り国民優先の欧州新社会政策を求めた欧州行動デーが十六日までの三日間、取り組まれました。マドリード(十四日)で五万人、ブリュッセル(十五日)で四万人、ベルリン(十六日)で十万人、プラハ(同)で二万人がデモ行進や集会に参加しました。欧州労連がこの四都市での行動を呼びかけました。

 ベルリンでの行動はドイツ労働総同盟(DGB)が組織。ゾマーDGB議長は「危機とたたかおう。人間を第一に置こう」と訴えました。キリスト教民主同盟と連立与党を組む社会民主党のミュンテフェリング党首も参加し「われわれは国際金融資本主義に反対するために集まった。雇用を守るために今われわれができるすべてのことをしなくてはならない」と決意を表明しました。

 ブリュッセル集会で欧州労連のジョン・モンクス委員長は「社会的セーフティーネットを備えたモデルが必要だ」と主張しました。



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