2009年5月8日(金)「しんぶん赤旗」

核兵器廃絶と平和に向け

平和行進が出発


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(写真)雨をついて夢の島を出発する2009年原水爆禁止国民平和大行進=6日、東京都江東区

 「核兵器廃絶と平和に向かって歩きましょう」―。今年五十一周年を迎えた二〇〇九年原水爆禁止国民平和大行進が六日、スタートしました。東京都江東区の夢の島(東京―広島コース)と北海道礼文島(北海道―東京コース)から二コースが出発。七日は、それぞれ東京都内から川崎市までと、北海道稚内市内などを行進しました。今後、全国十一幹線コースと、各地の網の目で行進します。

 時おり、強い雨が降る中、東京・夢の島で行われた出発集会には、色とりどりの旗が立ちました。

 千葉市から参加した男性(47)は「被爆者の苦しみを生むようなことは、二度とあってはならない。世界で核兵器廃絶の流れが広がっているが、それを実現するのは、私たちの運動だと思います」と語りました。

 主催者あいさつをした世界大会運営委員会の野口邦和代表は、核兵器のない世界を追求するとのべたオバマ米大統領のプラハでの演説などにふれ、「世界の潮流は、核兵器廃絶を求める方向に大転換している」と指摘。「核兵器廃絶を実現する時代のなかで、この行進を成功させよう」と、よびかけました。

 この後、千二百人が東京都内を行進しました。



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