2009年5月6日(水)「しんぶん赤旗」
体験継ぎ核廃絶を
東京高校生平和ゼミが集会
原水爆禁止世界大会長崎に東京から多くの高校生が参加しようと、東京高校生平和ゼミナール連絡会は五日、東京都江東区の東京大空襲・戦災資料センターで世界大会の長崎学習旅行スタート集会を行いました。
平和学習では、東京大空襲で両親と妹を亡くした女性(88)の証言を聞きました。女性は、「生きている限り、若い人に伝えて平和をつなげたい」と訴えました。
東京都町田市の高校一年生の女性(15)は「この時代のことはよく知らなかったけど、勉強して次の世代に伝えていきたい」。大田区の高校二年生の男性(16)は「中学生のとき広島に行き、核兵器はあってはならないと強く思いました。いま米国の大統領まで廃絶を言い出しており、希望が持てます。世論を広げたい」と語りました。
昨年の大会に参加した高校生らも加わって、「全国の高校生と交流できる」「世界の人たちと核兵器廃絶の思いで一つになれる」と交流。折り鶴や署名を広げて、多くの仲間を誘って参加しようと話し合いました。
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