2009年5月2日(土)「しんぶん赤旗」
失業率悪化 4.8%
7年ぶりの求人低水準
政府が一日発表した雇用関連統計は、軒並み悪化しました。
三月の完全失業率は4・8%と前月比0・4ポイント上昇しました。自動車、電機など輸出大企業による「非正規切り」をはじめとした人減らし・「リストラ」の横行を反映しています。昨年十月から今年六月までの非正規労働者の雇い止め・解雇による失職は、約二十万七千人(四月十七日現在、予定を含む)にのぼりました。
求人も悪化しています。三月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を〇・〇七ポイント下回る〇・五二倍で、約七年ぶりの低水準に落ち込みました。
賃金の抑制も続いています。三月の現金給与総額は前年同月比3・7%減の二十七万三千五百六十一円と、十カ月連続のマイナスとなりました。
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