2009年4月25日(土)「しんぶん赤旗」
高齢者差別いりません
老地連、後期医療廃止求め宣伝
東京・豊島区
全国老後保障地域団体連絡会(老地連)と東京都老後保障推進協会(都老協)などは二十四日、東京・豊島区の地蔵通り商店街で、後期高齢者医療制度の廃止を求める署名・街頭宣伝行動をおこないました。
縁日で人出が多いなか、太鼓と笛の名手、多田純也さんが、獅子舞にふんしてにぎやかに宣伝。十八人が参加しました。
立ち止まって訴えに聞き入る人や「ご苦労さん」と笑顔でビラを受け取る人などが、次々と署名に応じ、一時間余りで百十九人分の署名が集まりました。
老地連の後藤迪男事務局長は「舛添(要一厚労)大臣は『一年かけて抜本的に改正する』と言ったけど、変わったのは名称だけ。七十四歳と七十五歳に差をつける医療制度はいりません」と訴えました。
台東区に住む女性(78)は、認知症の七十三歳の妹の入院準備のために買い物に来ました。「戦争で苦労した私たちは、今はろくに医療も受けられない。私たちが安心できる医療制度が必要です」
■関連キーワード