2009年4月24日(金)「しんぶん赤旗」
市議選での共産党の前進どう分析?
志位委員長に記者から質問
「青森市や(兵庫県)宝塚市長選など共産党が支援した候補が勝利している。市議選でも共産党の候補がトップ当選しているところもある。自民党、民主党が国民からの支持を得られない中で、共産党への追い風をどのように分析しているのか」
二十三日に国会内で行われた日本共産党の志位和夫委員長の定例記者会見で、記者からこんな質問が出ました。
十九日投開票の市町村議員選挙では、共産党は六議席増の五十九人が当選。熊本県上天草市では、トップ当選で議席を回復しました。「朝日」二十日付は、今年実施された四十四市議選(十二日投開票分まで)で、共産党の得票率が9・1%と、四年前から1ポイント増えていることを上向きの矢印を使って紹介しています。
志位氏は「前進が始まったところだ。飛躍にもっていくために努力したい」と述べたうえで、「綱領で掲げている、『ルールなき資本主義』を正して『ルールある経済社会』をつくろうという呼びかけが広く響く状況がある」と強調。「地方自治体では、福祉と暮らしを守る本来の仕事を投げ捨てて、大型開発に自民、公明、民主の『オール与党』が熱中している。そのなかで共産党への期待が広がっているのはうれしいことだ」と述べました。