2009年4月22日(水)「しんぶん赤旗」

派遣労働者が一堂に

全労連「雇用守れ」と交流会


 「派遣切り・非正規切り」と全国各地でたたかう派遣労働者らが一堂に会して二十一日、「たたかう仲間たちの交流会」を東京都内で開きました。全労連の主催で、キヤノン、パナソニック、ソニー、マツダ、いすゞ自動車など名だたる大企業を相手にたたかう労働者ら二百人が参加。労組を結成し雇用破壊とたたかう非正規の労働者が全国規模で集まるのは全労連結成二十年で初めてのこと。各地のたたかいに連帯の拍手や声援がたびたびわき起こり、正社員化や労働者派遣法の抜本改正を求める熱気にあふれました。

 「会社は体力があるのにクビを切るのは許せない」(日産車体)、「モノ扱いされ、使い捨てられた」(日総工産)などと告発。「解雇を撤回させた」「労働局に是正指導を出させた」「裁判所が違法解雇と認めた」「勝利和解した」と報告するたびに、拍手が広がりました。

 「会社は直接雇用すると発表したが、九月末で雇い止めされる。正社員化を求めていく」(日本トムソン)、「正社員化を求めて裁判を起こす」(マツダ)と表明すると、「がんばれ」の声が上がりました。

 「労働組合に入ってよかった。仲間と出会い、学んだ」(広島・シャープ福山)、「日本人も外国人も一緒にたたかって雇用を守りたい」(愛知県の外国人労働者)との声も相次ぎました。

 小田川義和事務局長は、労組の結成・加入が百七十二にのぼると報告。団体交渉や労働局申告などで企業の社会的責任を追及してさまざまな成果をあげ、政府にも一定の対策をとらせていることを強調し、「たたかえば前進できる。仲間を増やし、力をあわせてたたかいを広げよう」とのべました。



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