2009年4月21日(火)「しんぶん赤旗」
森田知事は真相話せ
千葉県民ら 疑惑追及へ「会」結成
千葉県知事選で当選した森田健作知事に所属政党をめぐる虚偽や違法・迂回(うかい)献金があった問題で、労組や民主団体、日本共産党、個人が参加する「森田知事の政治責任を追及する会」(呼びかけ人代表=三輪定宣千葉大名誉教授)は二十日、県庁で記者会見しました。
会は三輪氏のほか浄土真宗真光寺の伊能修慧住職、千葉県食文化研究会の雨宮正子会長らが呼びかけ、十六日に結成したものです。
会見では、森田氏が自民党支部長であることを隠し「完全無所属」とした虚偽記載、当時の政治資金規正法に反する外資系企業からの違法献金、党支部の収入を森田氏の資金管理団体に寄付していた迂回献金などの真相究明と政治責任を追及すると表明。「県政への信用を失墜させ民主主義の根幹を揺るがす有権者への背信行為。違法、脱法行為のやり得は許せない」と批判しました。
森田氏が前回の知事選落選後、国政選挙への出馬意思はないとしながら自民党支部で献金を得ていた問題や使途、知事選の資金源などについても説明責任があるとしています。
会は同日、各会派に二十二日の臨時議会で百条委員会を設置するよう要請しました。
■関連キーワード