2009年4月19日(日)「しんぶん赤旗」
辺野古の新基地建設計画
アセス準備書への意見書を全国に提出呼びかけ
大阪・学習連帯集会
「平和と環境を守る声を届けよう」―。沖縄県名護市辺野古に計画中の米軍の新基地建設に伴って防衛省が出した環境影響評価(アセスメント)準備書に対し、全国的な意見書提出を呼びかけた学習連帯集会が十八日、大阪市内で開かれました。安保破棄中央実行委員会と日本平和委員会の共催です。
東森英男・安保破棄中央実行委員会事務局次長が、「生活にあえぐ国民の税金」で強行する計画を批判し「意見書運動を急速に広めることが大事」だと訴えました。乾友行・同事務局次長は、問題があれば計画中止を検討するゼロオプションもないアセス準備書の問題点について報告。デモフライト時の騒音被害や埋め立て土砂による環境影響など「調査すべきものが調査されていない」と六点にわたって指摘し、「基地建設が前提」になっている実態を明らかにしました。
意見書受付期間は準備書の広告縦覧期間を経た五月二日から十五日までと短いものの、意見書運動が世論に与える影響は大きいと強調しました。
集会には約五十人が参加。報告後の会場からは「アセスにもなってないアセスだ」と怒りの声が上がりました。
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