2009年4月14日(火)「しんぶん赤旗」
雇用に春来い
たたかう青年宣伝
東京・上野公園
「派遣切り」などの雇用破壊とたたかう若者や支援者が十二日、労働者派遣法の抜本改正などを訴える「春よ来い クビ切るな!住まいをよこせ!行動 オン・ザ・ストリート」を桜が舞う東京の上野公園で行いました。
主催したのは、全労連青年部や首都圏青年ユニオン、全学連、民青同盟でつくる青年雇用懇談会。四十人が宣伝し、雇用署名やビラ配りなどを行いました。
特設ステージでは、労働組合に加入して、いすゞ自動車や三菱ふそうとたたかっている若者が実態を告発しました。
JMIU(全日本金属情報機器労組)いすゞ支部の男性(27)は、「三年前から働き、正社員採用テストを希望していたがチャンスもなく切られた」と話します。「声をあげたら、正社員からも『頑張れ』と応援してもらった。自分のためだけでなく、社会を変えるために頑張りたい」と決意を語りました。
三菱ふそうとたたかう首都圏青年ユニオンの男性(38)は、「年末に急に寮を出て行けといわれ、あまりの理不尽さに組合加入を決意した」と言います。「支援してくれる人たちがいて、ありがたい。これからの未来ある人たちのため間違いをただしていく」と強調しました。
労働者の訴えの合間には、若者たちが歌声やジャズ、レゲエなどの音楽で花見や美術館に来た人たちにアピールしました。
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