2009年4月12日(日)「しんぶん赤旗」
米ロ核軍縮を歓迎
ASEAN外相 非核地帯加入促す
【パタヤ=井上歩】東南アジア諸国連合(ASEAN)は十日、当地で開いた外相会議で、米国とロシア両首脳が今月一日に新たな核軍縮条約交渉の開始で合意したことに歓迎の意を表明しました。
会議は、核保有国に対して東南アジア非核地帯条約(SEANWFZ)加入をさらに強く促していく必要性を確認しました。
SEANWFZは一九九五年に東南アジア十カ国が調印し(九七年発効)、域内での核兵器の開発、製造、所有、配備、実験などを禁止。議定書は核保有国による域内での核兵器の使用と威嚇を禁止しており、ASEANは核保有国に署名を呼びかけています。
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