2009年4月8日(水)「しんぶん赤旗」
核廃絶の好機生かそう
NATOノー国際行動終わる
原水協代表よびかけ
フランス
フランス・ストラスブールでおこなわれた「戦争ノー・NATOノー」国際行動に参加していた日本原水協の土田弥生事務局次長は五日、最後のプログラムとなった反戦集会で冒頭発言し、核兵器廃絶の好機を生かそうとよびかけました。
司会のケイト・ハドソン英核軍縮運動議長の、「オバマ大統領が核兵器廃絶を言った時に最もふさわしい、長年がんばっている日本原水協」との紹介をうけた土田さんは、NATOノーの行動への連帯と、核兵器廃絶運動の強化を訴えました。
土田さんは、日米軍事同盟と核の傘の実態を語り、同日の北朝鮮ロケット発射問題にも言及しました。北朝鮮は地域の緊張を高める行為をすべきでないこと、同時に日本政府の軍事的対応を批判し、憲法九条、非核三原則に基づき、外交による平和的解決を追求すべきだと述べました。
また「オバマ米大統領が核兵器廃絶をおこなうと言っている今がチャンス。約束を実行させ、平和の流れをさらに強めよう」と強調。二〇一〇年NPT(核不拡散条約)再検討会議に向け、世界中で「核兵器のない世界を」の署名を集めようとよびかけました。
土田さんの発言後、多くの人たちが署名をし、「一緒にやろう」と声をかけてきました。原水協代表団は三日間で、七百七十筆の署名を集めました。
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