2009年4月7日(火)「しんぶん赤旗」

核廃絶 今こそ世論を

全国で「6・9」署名行動


 広島・長崎に原爆が投下された六、九両日に行われる「6・9行動」が六日、各地で行われました。

 東京・上野公園入り口では、うららかな陽気の中、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)、東京原水協、日本平和委員会、上野の森に「広島・長崎の火」を永遠に灯す会の参加者が、パネル「原爆と人間」を展示し、著名人の大判幕をかかげて、国際署名「核兵器のない世界を」への協力をよびかけました。

 日本原水協の高草木博事務局長は、オバマ米大統領が核兵器を使った唯一の国として、核兵器廃絶にむけて行動する道義的責任があるとプラハで演説したことにふれ、いまこそ廃絶の実現を迫る世論をつくろうと、署名への協力をよびかけました。

 この春、進学のため広島県から上京してきた大学一年生の男性(19)は、署名に応じ、「自分の国を暴力で守るのか。人間なら話し合いで解決するべきだ」と、パネルを見つめながら話しました。パネルに見入っていた男性(40)=千葉県船橋市=は、「こういうことは二度とあってはなりません。核兵器は全部廃止するべきだと思う」と語り、署名。孫二人と署名した女性(65)=福島県=は、「核兵器がないのが平和につながる。核兵器は反対です」と語りました。



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