2009年3月29日(日)「しんぶん赤旗」
人間らしく働きたい
労組・市民団体 反貧困フェスタ
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連帯して貧困問題の解決をめざす「反貧困フェスタ2009」が二十八日、東京都内で開かれました。労働組合や市民団体でつくる「反貧困ネットワーク」(代表・宇都宮健児弁護士)の主催で、約千七百人が参加。「派遣切り」が社会問題となるなか、貧困と労働をテーマに、「人間らしく働ける社会へ力をあわせよう」と訴えました。
会場となった中学校では、相談会や炊き出し、シンポジウムや分科会、展示など多彩な行事がおこなわれ、交流の輪ができました。
「いま“はたらく”が危ない」と題したシンポジウムでは、労働者が「自動車工場で偽装請負で働かされ雇い止めされた」「電機メーカーで接客なのに事務機器操作と偽って十八年も働かされ雇い止めされた」と告発し、「労組に入って正社員化を求めている」と語りました。
年越し派遣村に駆け込んだ労働者も「雇用保険の加入期間が足りないと言われ、もらえなかった」とセーフティーネットの欠陥を語り、「二度と自分のような目にあわせないでほしい」と声をあげました。
全労連、連合、全労協の代表らと市民団体が勢ぞろいした討論で、全労連非正規センターの井筒百子事務局長は、派遣切りに対して労組結成・加入が百を超えており、「全国組織の違いを超えて労働運動全体が取り組むことが重要だ」と発言。
連合非正規センターの龍井葉二総合局長は「すべての労働者と連帯し、社会的な運動にしていかなければいけない」とのべ、市民団体からも「労働運動と市民運動が連携して貧困をなくそう」との発言が続きました。
「派遣村に命を助けられ、恩返しがしたい」と参加した男性(48)は、「生活保護を受け、就職活動中です。いろんな人の話を聞き、周りに伝えていきたい」と話していました。
日本共産党の笠井亮衆院議員が参加し、労働者らを激励しました。
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