2009年3月12日(木)「しんぶん赤旗」
アフガン・温暖化 協力
オバマ大統領 国連総長と初会談
【ワシントン=西村央】オバマ米大統領は十日、ホワイトハウスで国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と初めて会談し、アフガニスタンの安定化や地球温暖化問題で協力していくことで一致しました。
温暖化問題では、十二月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)で、京都議定書以降の温暖化防止の国際的枠組みに、国際社会が合意に達することの重要性を双方が強調しました。
このほか潘氏は、四月にロンドンで開催される金融サミット(G20)に関連し、「主要な資本主義国の指導者が国連ミレニアム開発目標と途上国援助(ODA)への関与を持続し、途上国の食料危機克服を援助すべきだ」と指摘しました。
ブッシュ政権時代は一時、国連と米国との関係が緊張していましたが、オバマ氏は「国連は、世界の人々の平和や安全保障、安定を実現していくうえで、建設的で重要なパートナーになれる」と表明しました。