2009年3月8日(日)「しんぶん赤旗」
岩国爆音訴訟へ原告団
結成総会 「飛行差し止めを」
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山口県岩国市で七日、海兵隊岩国基地に関する初の訴訟となる岩国爆音訴訟の原告団結成総会が開かれ、原告や支援者ら百五十人が参加しました。訴訟は、(1)空母艦載機の移駐差し止め(2)夜間の飛行と昼間の騒音差し止め(3)市街地上空での旋回、急旋回・急上昇訓練の差し止め(4)騒音被害に対する損害賠償―を求めるものです。現在、市内の二百十四世帯・四百七十七人が原告に加わっています。
総会では、原告団が参加する「岩国爆音訴訟の会」の規約などを承認したあと、津田利明原告団長と五人の副団長を選出。「訴訟の会」に加わる「爆音訴訟を支援する会」も結成され、共同代表に津田氏らを選出しました。
弁護団の代表が訴訟の内容や手続きについて説明。「各地でのたたかいの成果を生かし、今までの訴訟で認められていない飛行の差し止めや身体への障害への補償を認めさせるたたかいになる」と話しました。
津田団長が最後に「原告が一致団結して最後までたたかいぬき、艦載機の移転を止め、飛行の差し止めを勝ち取るまで頑張ろう」と訴えました。総会に、厚木、小松、嘉手納など各地でたたかわれている爆音訴訟の原告団などが激励のメッセージを寄せました。
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