2009年3月4日(水)「しんぶん赤旗」
頑張れセンチュリー交響楽団
存続求め演奏会
大阪
大阪府の橋下徹知事が補助金の大幅削減を打ち出し、存続の危機にある大阪センチュリー交響楽団を応援する「頑張れ! センチュリーコンサート」が三日、大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開かれました。主催は同楽団を応援する会。席を埋めた千八百人が演奏に盛んな拍手を送りました。
金聖響氏の指揮でソプラノ歌手の中丸三千繪さんがヴェルディの歌劇「椿姫」などからアリアを熱唱。中丸さんは、「このオーケストラの姿勢が大好きです。いっしょに守り、愛してください」とよびかけました。
コンサートには全国各地のオーケストラの仲間六十五人が参加。総勢百人以上の編成で、ラベルの「ボレロ」や、小泉和裕氏の指揮によるワーグナーの歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一部への前奏曲などを披露しました。
作曲家の池辺晋一郎氏が、「応援する」会代表で音楽評論家の日下部吉彦氏とトーク。「千々(知事)に乱れていますね」と語り、会場をわかせました。