2009年3月2日(月)「しんぶん赤旗」

準母港化 許されない

米原子力空母入港 佐世保で集会


 「ステニスは出て行け」「原子力空母は佐世保に来るな」。米空母打撃群の原子力空母ステニスの長崎県佐世保入港に抗議する集会(安保破棄長崎県実行委員会、県平和委員会主催)が一日、佐世保市の松浦公園でおこなわれ、約二百人の集会参加者が抗議のシュプレヒコールを上げました。

 安保破棄県実行委員会の内田武志事務局長は、ステニスが核兵器を搭載している疑いは濃厚であり、四年連続の入港には佐世保を準母港化する意図があると指摘し、「佐世保を危険な殴り込み基地にさせてはならない」と主催者あいさつしました。

 集会に駆けつけた日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、佐世保をはじめ九州全土がアメリカの先制攻撃戦略の拠点基地化されようとしていることや日米共同軍事訓練が常態化していることを批判し、「空母の準母港化は平和の流れに逆行するもの。従属的な日米同盟こそチェンジすべきだ」と訴えました。さらに、米軍基地のグアム移転と沖縄の実態にもふれ、「安保条約がある限り、負担の軽減はない」と指摘し、国民の税金を軍事費に浪費させないたたかいを呼びかけました。

 各団体の代表が決意表明。「危険な米核戦争基地を拒否し、一切の核兵器と米軍基地のない佐世保をめざす」ことを呼びかける集会決議を採択しました。参加者は多くの米兵が行き交う繁華街をピースパレード。「佐世保の原子力空母準母港化に反対しましょう」と呼びかけました。



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