2009年3月1日(日)「しんぶん赤旗」

ビキニデー集会

核廃絶のうねり世界に

NPT再検討会議へ運動強化


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(写真)全国の草の根の運動が紹介された3・1ビキニデー日本原水協全国集会・全体集会=28日、静岡市

 全国に世界に核兵器廃絶のうねりを―。二〇一〇年春にニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、「核兵器のない世界」を実現する全国的行動の出発点にしようと原水爆禁止日本協議会は二十八日、「3・1ビキニデー全国集会」の全体集会と分科会を静岡市で開きました。

 全国から千二百人がつめかけた全体集会。基調報告した高草木博事務局長は、「核兵器なくせの声が地球的うねりになりつつある」と強調し、米国大統領をはじめ核保有国とその同盟国で政府関係者も「核兵器のない世界」を言明せざるを得なくなっているとのべました。

 そのうえで「私たちの運動も正念場」とのべ、日本で千二百万筆の国際署名「核兵器のない世界を」を集め、被爆の実相の普及や「非核日本」を実現するとりくみを強化し、今年の平和行進と原水爆禁止世界大会成功で変化をつくりだそうと呼びかけました。

 「ビキニデーから広島、長崎、ニューヨークへ」と米国、オーストラリア、フィリピンの海外代表がリレートークし、全国の草の根の運動を交流。「いまは核兵器廃絶の道筋をはっきり示すことができる時代。集めた署名を手にニューヨークへいきます」(愛知・瀬戸反核センター)「人口10%の署名を集めるため二百五十を超える団体・個人を訪問」(徳島県原水協)「紙芝居もつくって歌って署名を集めています」(新婦人東京・八王子支部)と発言。会場から高校生も「私たちも去年の秋から署名を開始。全国の運動に励まされる」と語りました。

 高田公子代表理事(新婦人会長)が開会あいさつ。日本被団協の田中煕巳事務局長、日本共産党の緒方靖夫副委員長が来賓あいさつしました。

 愛知から参加した高校生は、「ここで学び、知ったことを多くの人に知らせていきたい」と語りました。



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