2009年2月26日(木)「しんぶん赤旗」

日米首脳会談について

国民にとって危険な方向

志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は二十五日、都内で記者団の質問に答え、日米首脳会談について「日米同盟の強化ということで、『米軍再編』の名による在日米軍基地の強化、固定化と、アフガニスタンへの軍事的関与を共同して進めるという方向で合意したことは、日本の国民にとって非常に危険な方向だ」と批判しました。

 そのうえで、「『米軍再編』ということで実際におしつけられようとしているのは、沖縄の辺野古沖に新しい基地をつくることと、グアム移転費を日本の国民に負担させるということだ」と指摘。アフガニスタンについては「すでに海上自衛隊による戦争支援をやっている。アメリカはアフガニスタンへの派兵を増強しようとしているが、それに協力することになるとしたら、憲法違反という点でも非常に深刻なところに踏み込むことになる」と警告しました。

 志位氏は、「米軍再編、海外派兵という旧来のアメリカの軍事的な覇権主義という流れにただ追随するというあり方は根本から改める必要がある」とのべました。



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