2009年2月24日(火)「しんぶん赤旗」
米軍機が燃料漏れ
空自新田原基地 日米共同訓練で飛来
宮崎
宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地で二十三日からはじまった日米共同訓練に参加するために飛来した四機の米軍機の一機が燃料漏れを起こしました。事故機は最初に基地に到着したF15戦闘機。訓練の目視確認をしていた同町職員によると午前十一時四十八分に到着しました。
基地内に設置された九州防衛局の現地連絡本部によると、燃料漏れを起こした戦闘機に搭乗していたパイロットは「飛行中に意図しない燃料の放出があったが、ささいなことで危険性はない」とメディアに話していることを明らかにしました。また、同本部は「今後、機体をどうするかなどはっきりするまでは町への連絡はできない」としており、新富町基地対策課にも正式な発表、連絡はないとしています。
事故当時、基地周辺で米軍機の到着を見守っていたカメラマンの一人が、「機体の右側から噴水のように噴出していた」とその様子を話しました。着陸直後から、あたりには敷きたてのアスファルトのような、燃料のにおいが漂っていました。
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