2009年2月24日(火)「しんぶん赤旗」
非正規切り阻止で連携
労組ネット栃木結成へ
全国初 所属の枠超え
非正規切りを許さず安定した雇用をめざして非正規雇用労働者の労働組合が連携して活動しようと「非正規雇用労組ネット栃木」が来月一日、栃木県内で結成されます。
栃木県労連の呼びかけに、いすゞ自動車やホンダ、キヤノンなど同県内の七つの非正規労働者の組合がこたえたもので、二十三日、県庁で記者会見しました。労働組合の所属を超えたネットワークづくりは全国でも初めてです。
参加労組は、キヤノン非正規労働者組合宇都宮支部、JMIUいすゞ自動車支部、同栃木地域支部(ホンダ)、とちぎコープ労組パート部会、自治労連栃木公務公共一般労組、JMIU東武スポーツ支部(オブザーバー参加)で、栃木県労連がサポート組織として加わっています。
情報交流や裁判、団体交渉などで相互支援したり、派遣切りをやめさせ、セーフティーネット拡充などを求めて企業や自治体などに働きかけていきます。
いすゞ支部の松本浩利委員長は「これまで横の連携が少なかったので多方面で協力していきたい。あきらめている人にもぜひ参加してほしい」と発言。キヤノン宇都宮支部の大野秀之支部長は「非正規労働者が会社の都合で切られるのは許されない。他団体と協力してやっていきたい」と語りました。
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