2009年2月20日(金)「しんぶん赤旗」
ヘリパッド反対 全国から署名
沖縄県統一連が手渡す
防衛局に
沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド(ヘリ離着陸帯)建設に反対する住民を相手に国(沖縄防衛局)が「通行妨害」だとして排除を求める仮処分を那覇地裁に申し立てている問題で、「安保廃棄・くらしと民主主義を守る沖縄県統一行動連絡会議(沖縄県統一連)」は十九日、全国から寄せられた、高江住民に対する弾圧への抗議文(団体署名)一千通を沖縄防衛局に手渡しました。
防衛局側は当初、「係争中の事件」を理由に直接の手渡しを拒否。県統一連は「全国的問題であり、郵送ではすまされない」と一貫して強く求め、今回の手渡しに至りました。
新垣繁信代表幹事は「この抗議文は全国から寄せられた主権者の声だ」と述べ、抗議の声を真摯(しんし)に受け止め、申し立てを取り下げるよう防衛局の職員に強く要請しました。
抗議文は、国の申し立てについて「地域住民の反対運動を弾圧し、権利を抑圧する目的でなされた極めて卑怯(ひきょう)かつ強権的なものであり、断じて許すことはできない」と厳しく抗議しています。
沖縄県統一連は、日本共産党をはじめ、日本平和委員会、民医連、医療生協、県労連、民青同盟、新婦人、民商など多数の県内民主団体が加盟する統一組織です。
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