2009年2月13日(金)「しんぶん赤旗」
地方財政削減 撤回せよ
09予算関連案で要求
塩川議員
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塩川てつや議員は、二〇〇九年度予算関連法案の地方税関連法案についての質問で、地方に財政困難をもたらした自公政権の「構造改革」路線の根本的転換を求めました。
塩川氏は、地方交付税と補助金を削減してきた「三位一体改革」への政府の認識を問いました。鳩山邦夫総務相は「三位一体すべてを全否定しているわけではない。光と影の関係があった」と述べました。また塩川氏は、「地方財政削減・『地方行革推進』を決定した〇六年骨太方針を撤回すべきだ」と質問。鳩山総務相は、「財政健全化を進める面でやむを得なかった。財政健全化とか行政改革・効率化は避けて通れない」と正当化しました。
塩川氏は、「国による市町村合併の押し付けが、住民のくらしを守る自治体の機能を掘り崩してきた」と強調。「市町村合併の押し付けの仕組みをただちにやめるべきだ」と迫りました。
鳩山総務相は「無理な合併はすべきではない。強制するものではない」と述べる一方、「現行法は自主的な市町村の合併の推進を目的とするもの」と、方針は撤回しない姿勢を示しました。
塩川氏は、地域医療の中核を担う公立病院を「経営の効率化」でしばる「公立病院改革ガイドライン」の撤回を求めましたが、鳩山総務相は、「ガイドラインに沿って各地方公共団体に取り組んでいただく必要がある」と答弁しました。
【Movie】09年予算関連法案 地方財政削減撤回せよ 塩川議員の質問 衆院本会議 2009年2月12日
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