2009年2月8日(日)「しんぶん赤旗」
憲法が生きる教育を
保護者・教職員らが集会
東京
|
「とりもどそう東京に! 憲法が生きる教育を 東京集会2009」が七日、東京都千代田区の社会文化会館三宅坂ホールで開かれ、四百人が参加しました。主催は労組、団体でつくる実行委員会。
浜林正夫・一橋大学名誉教授が「社会全体が壊れているなか、新自由主義的教育改革で教育も社会の安全網の役割を果たさなくなっている。教育の立て直しは社会全体を立て直すものだ」と主催者あいさつしました。
山本由美・東京田中短期大准教授が講演し、教育の国家統制を進める新自由主義的教育改革で、東京では学校選択制や共通学力テスト、学校評価を通し学校・地域間の競争が激化していると指摘。子どもたちの受けるダメージを読み取り「改革」に反対する必要があると強調しました。
リレートークで母親や教職員が「全国で少人数学級を実施していないのは東京だけ。オリンピックに毎年一千億円積む金があるなら三十人学級実現を」「特別支援学校の寄宿舎で子どもは友だちとかかわり社会生活の第一歩を踏み出す。都が寄宿舎を廃止するのはおかしい」と述べました。
集会では「子どもたちを苦しめる『教育改革』を許してはならない。地域、学校で運動をつなぎあい、どの子も大切にされる教育を取り戻そう」とのアピールを採択。日本共産党の小池晃参院議員、笠井亮衆院議員がメッセージを寄せました。
■関連キーワード