2009年2月5日(木)「しんぶん赤旗」
首相は逃げるな
志位委員長と傍聴者交流
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四日、衆議院予算委員会で違法な派遣労働の実態をとりあげた日本共産党の志位和夫委員長の質問を多くの青年らが国会内で傍聴しました。質問のあと開かれた交流会には六十五人が参加。政治への願いを語り合いました。
労働者一人ひとりの労働実態から、派遣法の欠陥を浮き彫りにした志位氏の質問。「こんなにたくさん予算委員会に来ていただいたのははじめてです」と多くの傍聴に感謝した志位氏は「みなさんがつくってくれた質問だ。勇気を持って実態を告発してくださったみなさんに感謝したい」とあいさつしました。
友人らと傍聴した都内の私立大学一年生の男性(19)は「事象の積み重なりが社会問題になっているのに、麻生首相が見向きもしないのに怒りを感じた」と発言しました。
東京都大田区から来た女性(51)は「オイルショックの不況の時も生産調整はしたが、解雇したり、寮を追い出すことなんてなかった。志位さんがいうように国が本気で取り組めばできること」と話します。女性は「家計を心配した娘から『専門学校をやめたい』といわれ、母子で大泣きしました。子も親も将来に展望を持てる社会にしてほしい」と話すと涙をぬぐう参加者の姿もありました。
「将来の夢は国会議員」という都内の男子高校生(18)は「国民が解決してほしいことをかなえていくのが首相の仕事。『個別の会社の問題』といって逃げてる場合じゃない。今日の質問を聞いて、夢にむかってしっかり勉強していく起爆剤になりました」という決意に会場はわきました。
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