2009年2月5日(木)「しんぶん赤旗」
ソマリアに派兵するな
国民大運動などが国会行動
|
「消費税増税は許さない」「ソマリア沖への自衛隊派兵に反対」などをかかげて四日、衆院議員面会所で行動がとりくまれました。国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、中央社保協が主催し、二百五十人の熱気に包まれました。
主催者あいさつした全商連の西村冨佐多副会長は、「地域では、お金がぜんぜんまわらず、消費は冷え切っている」とのべ、「このなかで消費税増税はとんでもない」と政府の姿勢を批判しました。
各団体からの発言で、東京土建の代表は、アンケートで「生活が苦しい」と答えた業者が95%に達したことにふれ、「私たち国民の目線に立つ政治を」と求めました。国公労連の代表は、公務員制度改革で、人事院の権限を政府に移管しようとしていることについて、「労働基本権制約の代償機能をそこなうものだ」と、政府の姿勢を批判しました。「年越し派遣村」での生活保護受給の活動について埼玉県生活と健康を守る会連合会の代表は、稼働年齢内で、住所がなくても申請できたことや、早急に支給されたことなどを紹介。「この成果を全国に徹底する運動をしたい」と決意を語りました。
あいさつした日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、アフリカ東部ソマリア沖への自衛隊派兵の問題点を指摘、「九条をもつ国として、武力行使を拡大するチャンスにしてはならない」とのべました。