2009年2月2日(月)「しんぶん赤旗」
青年の力で雇用・賃上げ
JMIUが「春闘がんばり隊」
「青年の力で雇用も賃金も勝ちとろう」。JMIU(全日本金属情報機器労組)の青年組合員でつくる「青年春闘がんばり隊」の出陣式が一日、東京・渋谷で開かれました。全国から約七十人が参加。活動交流に続いてJR渋谷駅前で宣伝し、労働組合に入って力をあわせて立ち上がろうと呼びかけました。
いすゞ自動車の「非正規切り」とのたたかいで、栃木と藤沢(神奈川)両工場から二十代の三人が参加。男性労働者(27)は「正社員になってずっと働きたいと思ってきた。最後までたたかい抜く」と語りました。
日亜化学(徳島)の偽装請負を告発し、正社員化を求める男性(22)は、六人の組合員が二度の雇い止め報復も乗り越えてきたとのべ、「あきらめずに頑張る」と表明。光洋シーリングテクノ(徳島)に五年半前に派遣され、直接雇用から正社員登用された男性(33)は非正規切りを許さず、全員の正社員化をめざすとのべました。
日立建機ティエラ支部(大阪)の代表は、青年部の昨秋の団体交渉で初めて育児休暇など要求を前進させたと報告。非正規切りに反対するとともに、再就職先の確保を求めていると語りました。
日酸TANAKA支部(長野)の代表は、同期入社の女性の賃金格差がわかり、高校から当時の求人票を取り寄せて追及し、七年分の全額を支払わせたと紹介。賃上げと雇用を守る要求は切実だとし、「春闘で青年の要求を、胸を張って求めていく」とのべました。
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