2009年1月25日(日)「しんぶん赤旗」
消費増税 法制化やめよ
なくす会 署名に列
東京・巣鴨
消費税をなくす全国の会、東京の会は二十四日、東京・JR巣鴨駅前で定例の宣伝行動をしました。
麻生自民・公明内閣が二十三日に、消費税率引き上げを二〇一一年度までに法制化することを盛り込んだ〇九年度税制「改正」法案を閣議決定したことに抗議しました。
会員らが「麻生さん それはないよ!」と書かれたビラを配布し、「総選挙で国民に信を問う前に、消費税増税実施計画を法律で決めてしまおうなんてとんでもない」「くらしが悪化するなか、今やるべきは増税ではなく減税です」などとマイクで訴えました。
宣伝を始めるとすぐに、東京・北区在住の四十代の女性が、「テレビを見て消費税が増税されるのかと心配していた」と署名しました。
続いて、「定額給付金の後に消費税増税をするんでしょ。ゾッとする。やり方が汚い」「イギリスが消費税の減税をしたなどの話を聞くにつけ、こんなに景気が悪いのに、いまだ証券優遇税制や消費税増税をやろうとしているこの国はどうかしていると思う」と怒りの声が次々と署名板に寄せられ、しばしば列ができました。
十年間路上生活をしているという六十代の男性が署名。「明日までは簡易宿泊所に泊まれるがその先は食費代もない。二十四日にいつも宣伝をしているので、ここにくれば何か相談にのってくれるかと思って来た」と言い、会員が生活相談にのる一幕もありました。
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