2009年1月24日(土)「しんぶん赤旗」
3月にも新法提出
首相らソマリア沖派兵で確認
麻生太郎首相は二十三日、首相官邸で浜田靖一防衛相と会い、ソマリア沖での海賊対策で新法を制定する方針を最終的に確認しました。与党プロジェクトチームの検討結果が二十七日に報告されるのを待って、法案化作業を急ぎ、三月にも国会に提出する方針。
会談で防衛相は、自衛隊法に基づく海上警備行動を発令しての護衛艦派遣について、隊員の訓練や必要な装備品の整備など準備を指示してから最低一カ月はかかることなどを報告。また、武器使用について、自衛隊法は警察官職務執行法を準用すると定めているため、正当防衛や緊急避難の場合以外使用が認められないことなどを説明しました。これに対し、首相は「しっかり対応してほしい」と述べるとともに、新法を制定する考えを示しました。
会談に同席した河村建夫官房長官は記者会見で、新法の内容について「武器使用や各国との(共同)対応の問題などを入れないといけない」と指摘しました。
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