
2009年1月17日(土)「しんぶん赤旗」
ソマリア沖派兵準備
首相、来週にも指示
アフリカ・ソマリア沖での海賊対策を口実とした海上自衛隊艦船の派兵について、麻生太郎首相は十六日、来週にも、それに向けた準備を浜田靖一防衛相に指示する意向を示しました。官邸で記者団の質問に答えました。
首相の指示があれば、防衛相による派兵準備命令が直ちに下され、政府による現地調査団が派遣されます。
自民・公明両党の海賊対策に関するプロジェクトチーム(PT)は二十日に会合を開き、現行自衛隊法に基づく海上警備行動で派兵を行う措置を取りまとめる予定です。首相は記者団に対し、「まとまったら、(海上警備行動発令の指示を)すぐやる。事は急いでいる」と述べました。
派兵部隊としては、複数の護衛艦とP3C対潜哨戒機などが検討されています。
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