2009年1月16日(金)「しんぶん赤旗」
志位委員長がベトナム共産党対外委員長と会談
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日本共産党の志位和夫委員長は十五日、来日中のベトナム共産党のチャン・バン・ハン中央対外委員会委員長(中央委員)をはじめとする同党対外委員会代表団と、党本部で会談しました。
志位氏は訪日を歓迎し、二年前のベトナム訪問時以来のハン対外委員長との再会を喜びあいました。
ハン氏は、ベトナム共産党のノン・ドク・マイン書記長から志位委員長へのあいさつを伝え、両党間の理論交流が大きな成果をあげていると強調。また、抗米救国戦争の時代から日本共産党が一貫してベトナム人民を支援してきたことに心からの感謝を表明しました。
志位氏は、マイン書記長はじめベトナムの党指導部へのあいさつを託すとともに、両党関係が大きく発展していることを喜んでいるとのべました。
ハン氏は、二日前に終わったベトナム共産党の中央委員会総会の内容にふれつつ、最近の世界経済不況の影響によるベトナム経済の状況とその打開策について紹介しました。
志位氏は、世界が直面している金融危機が、資本主義の存在にかかわる問題をはらんでいるとのべ、貧困、投機、環境など現代資本主義がつくりだしている深刻な諸矛盾にどう取り組むか、その解明が科学的社会主義に求められていると語りました。ハン氏は、こうした問題を含む両党の理論交流のいっそうの発展を希望していると表明しました。
ハン氏の質問に答えて、志位氏は自民党政治の行き詰まりがゆきつくところまできている日本の情勢について説明し、日本共産党の主張への関心、注目が広がっていることを指摘。これに、同席していたグエン・フー・ビン駐日ベトナム大使は、日本共産党に若者たちの入党が増えていると日本のマスコミは大きく報道している、とこたえました。
なごやかにおこなわれた会談には緒方靖夫副委員長・国際局長、森原公敏国際局次長、笠井亮同次長・衆院議員が、ベトナム側から駐日大使のほか、ファム・ティエン・トゥー対外委員会事務局長らが出席しました。