2009年1月14日(水)「しんぶん赤旗」
米軍ヘリパッド反対運動への国の妨害
各地で抗議広がる
沖縄
沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド(ヘリ離着陸帯)建設に反対して座り込みを続ける住民を相手に国(沖縄防衛局)が「通行妨害」だとして排除を求める仮処分を那覇地裁に申し立てた問題で、同地裁に申し立ての却下を要請する署名や、沖縄防衛局に申し立てを取り下げるよう求める抗議文への団体署名がひろがっています。
これらの署名は、安保破棄中央実行委員会や日本平和委員会が全国に協力をと提起しており、個人署名は「ヘリパッドいらない」住民の会が二十六日に第一次の集約をおこない、翌二十七日の第一回審尋期日(双方の意見を聞く場)のさいに提出する予定。団体署名は沖縄県統一連が集約しており、新日本婦人の会や平和委など七十五団体が団体署名をよせています。
奈良県では、「憲法九条守れ!奈良県共同センター」が、十四日に奈良市内で街頭宣伝し個人署名をよびかけます。県平和委員会や奈良労連など五団体が団体署名をよせ、地域の九条の会や病院友の会の集まりでも個人署名を訴えています。
新婦人も全国に二つの署名をよびかけています。静岡県の藤枝支部では会議のさいに提起し、団体署名の文章を読み合わせました。その場にいた十四の班長や小組長が団体署名をよせています。
沖縄防衛局によると、十三日現在、文書による個人、団体からの抗議は六十二件になっています。
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